ストリートサッカー減少の影響

アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、欧州からストリートサッカーが減ったことで、ファイティングスピリットあふれる選手が減ったとの見解を示している。

今季加入したチリ代表のFWアレクシス・サンチェスが好調のアーセナル。ヴェンゲル監督は次のように話している。イギリス『BBC』が伝えた。

「欧州を見渡して、ストライカーたちはどこから来ている？　その多く、少なくとも８割が南米からだ。サッカーがより形式的になると、個のスキルや戦う姿勢が伸びなくなるんだよ。我々は少しそれを失った。おそらく、欧州でストリートサッカーがなくなったことによるのだろう。３０、４０年前のイングランドはもっと生活が大変だった」

「我々はより守られており、みんな少しソフトになったんだよ。ストリートサッカーでは、１０歳のときに、１５歳の子供たちとプレーすることを望める。そしてそこで、自分がうまいことを示し、ファイトして、不可能と思われるボールを奪わなければいけないんだ」

ヴェンゲル監督は、アレクシスの気迫がアーセナルを率いた当初の選手たちを思い起こさせると話している。

「彼は私が最初に指揮したイングランドの選手たちの世代を思い出させるね。リー・ディクソン、スティーブ・ボールド、トニー・アダムス、ナイジェル・ウィンターバーン、マーティン・キーオンといった人たちだ。彼らはファイトする準備ができているんだよ」

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